これから起業をしたい!と思った時に何からスタートすればいいか迷ってしまっている方に、スモールビジネスから始めるべき理由をお伝えしていきます。
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起業をするならまずはスモールビジネスで
起業を考えた際に、法人相手に大きくビジネスをしていきたいと考える方もいますが、最初はまず個人・小規模ビジネス向けに小スケールでビジネスの展開をしていき、そこから徐々に規模を大きくしていってビジネスに広げていく事がオススメです。
というのも、多くの方は起業したばかりの頃はそもそも実績がなく、規模の大きい法人相手にサービスを展開しようとしても契約までつなげる事が難しいからです。
また、法人相手でビジネスを展開していくと売上の金額は大きくなりやすいですが、決裁までも長くなりがちです。
起業当初は資金がそこまで余裕があるわけではないと思いますので、まずはスモールビジネスから始めていきましょう。
そもそもスモールビジネスとは?
スモールビジネスとは個人レベルで実践していけるビジネスのことを指します。
例えば、カウンセラーやコンサルタント、他にもサイト制作、アフィリエイターなどもスモールビジネスの中に含まれます。
元手もほぼ掛からないものも数多くあるので、始めやすい事が最大のメリットとなります。
スモールビジネスから始めなくてもいい例外
ある条件を満たしている方は最初から規模の大きい法人相手にサービスを展開していくのがオススメです。
その条件とは、会社員時代の実績があるかどうかです。
実は、起業家として有名な方の経歴を見るとある共通点があります。それは、大手の会社を経験している事です。
ということはつまり、起業前にコネクションがしっかりと作られているというわけです。
つまり下準備がバッチリな状態で起業をしているというわけですね。
同じ業界の会社に転職経験がある方は経験があると思いますが、別会社に転職した際に前の会社で取引していた方の名刺をコピーして持ってきていたりする人見たことないでしょうか?
そして、転職先から過去打合せをさせて頂いた方に再度アポイントをとって、打合せをさせていただくという形ですね。
私が昔いた会社では、なかなか入り込めない会社と取引をするためだけに、そこの担当者と付き合いのある営業マンをヘッドハンティングしたりもしていました苦笑
そんな感じで、しっかりと起業に向けて取引先となるであろうお客様が集まっている状態であれば、いざ起業した際にもすぐにアプローチをして実績をそこで作れるわけです。
そして、実績ができればそれを元に新規に対してもアプローチができるようになります。
つまり、売上を作る流れがすでに出来上がっているので、最初から人を雇って進めていくこともできるわけです。
起業する前に準備しておくべきこと
スモールビジネスが始めやすいといってもいきなり何も考えずにスタートしても難しいでしょう。
そこで、準備しておくべきものを2つお伝えします。
事業計画書
銀行や日本政策金融公庫から融資を受ける際にも作ることになるのですが、どういった事業を展開して、どうやって売上を作っていくかの資料です。
また、事業計画書を作る際には、数字の管理も行い経費などもいくらかかるかしっかりと考えて、利益も考えておきましょう。
売上の数字ばかりを追いかけて実は赤字でした。では、事業は継続できないからです。
特に仕入れをする必要のあるビジネス(物販など)を考えている際は特に重要です。
計画を立ててトライアンドエラーを繰り返してビジネスを実践していきます。
活動資金
会社員としての給料の中から活動資金も準備しておきましょう。
ビジネス活動をしていくと予想外の出費やお金を使う場面が必ず出てきます。
また、事業計画書をあらかじめ作っておくとどの程度の活動資金が必要かも見えてくるはずです。
それを踏まえて、ストックしておくようにしてみてください。
この2つの準備が整えばまずはスタートラインに立ったといえるでしょう。
私はこの2つなしで起業してとっても苦労しました
実は私は勢いで起業してしまったタイプです苦笑。
そのため会社立ち上げはとても苦労をしました。
売上もまだまだ安定していない段階で、ただ単に税金対策になるからという理由だけで起業したから今振り返ると当然ですよね。
特に、活動資金の部分ですね。
最初はweb広告運用代行などの業務を行なっていたのですが、広告運用は広告費がかかるためキャッシュフローが悪くなりがちです。
お客様の中には、運用後に広告費と運用費をまとめて後払いするというところもありましたので、資金がショートしそうな場面が何度かありました。
なので、これを読んでくださっているあなたにはそんな苦労はして欲しくないですので、ぜひともこの2つは事前に準備しておくことを強くオススメします。
起業前に売上を上げていきましょう
準備ができたら、いきなり法人登記して起業!というのもアリですが、いきなり法人化しない方がオススメです。
というのも法人化するだけでもお金が掛かってしまいますし、決算処理などで税理士を雇わなければいけなくなってしまうからです。
*法人登記だけでも20万円以上かかったりします。
そのため、まずは法人登記せず個人レベルで売上を上げられるように活動してみてください。
そして、その中でしっかりと売上が安定するようになってきたら法人化するようにしましょう。
そもそも、売上を立てられないのであれば起業しても結果は変わらないはずです。
まずは1円でもいいので、自分のビジネスで売上をあげることを目標にしていってください。
起業をすることがゴールではなく、経営を続けることが大切
会社を経営しているとそれだけですごい。みたいな感じで見られることがありますが、起業することがゴールではありません。
それこそ、起業するだけならお金があれば出来てしまいます。
本当に大切なことは、信念を持って世の中に価値を提供するために経営を続けていくことです。
最初は分かっていてもついつい目の前のことに追われてしまい、本質を忘れがちになるかもしれません。
でも、その本質を見失うと方向性が変な形になってしまう可能性があります。
それこそ、最初は信念を持って取り組んでいたにもかかわらず、いつの間にかお金だけに目がいってしまい、お金のためだけに活動するようになったりです。
多くの経営者の方を見てきましたが、結構このケースは多いです。
お金だけを目的にすると集まってくる人もお金だけに目がいっている人が集まりがちです。
それが悪いとは言いませんが、個人的にはそれってストレスの元になりかねないと考えてます。
定期的に自分のことを振り返る時間を作って、方向性の修正などは行なっていきましょう。