集客の強力な武器の1つとなるお客様の声ですが、その集め方には色々な方法があります。
しかし、方法を知っても意識すべきことをないがしろにすると、せっかく集めたお客様の声が全く使い物にならないこともあります。
今回は私が実際にお客様の声を集める際に意識しているポイントと、集め方について解説を行っていきます。
Contents
お客様の声を集める目的
そもそもお客様の声を集める目的は何かということをまず再確認しておきましょう。
amazonや楽天といったECサイトで買い物をするときに多くの人は、他の購入者のレビューを真っ先に調べます。
それはなぜかというと、販売者が書いている商品の案内よりも第三者である人の声の方が信憑性があると感じているからです。
どんなに素晴らしい謳い文句で商品をセールスされても、レビューの評価が最も低いと間違いなく売上は伸び悩むはずです。
つまり、お客様の声を集める目的は、興味を持ってくださった見込み顧客の信頼を獲得して売上につなげることです。
お客様の声を集めるときに必ず意識すべきこと
お客様の声を集めるときに私が必ず意識していることが3つあります。
それは、
・自由回答にはしない
・before after具体的に書いてもらう
・手書きで書いてもらう
この3つです。
それぞれ詳しく解説をしていきます。
自由回答にはしない
自由回答にすると、大半の人は何を書いていいか分からなくなってしまい、勉強になった。とか、タメなったなどの当たり障りのないことしか書いてくれません。
そのため、何を書くべきなのかをQA形式でしっかりと伝えましょう。
例えば、
今回のセミナーで特に学びになった部分を教えてください。
などです。
こういった形式で質問をすれば、書き手も何を書けばいいかのイメージが湧きやすいため、サクサクと書いてくれます。
また、こういった質問はテキトーに選んではいけません。
書いてもらうお客様の声をどういった場面で使うのかをキチンと想定した上で書いてもらうことが大切です。
そこに属している人とのコミュニケーション推しで集客をしたいのであれば、人柄や楽しい雰囲気を感じてもらうための質問を用意したり、学び推しで集客をしたいのであれば、講義で話した内容でどう気付きや学びを得られたかを書いてもらうなどです。
Before afterを具体的に書いてもらう
お客様の声は抽象度を高く書き過ぎてしまうと、それを読んだ人に伝わりづらくなります。
そのため、セミナーのお客様の声であればセミナーに参加する前と参加後でどう変化が生じたかを具体的に書いてもらうようにしてみてください。
このようにbefore afterを書いてもらう理由は、パーソナルトレーニングで有名なライザップをイメージしてもらうと理解しやすいはずです。
ライザップの集客ページを見るとダイエットの前後の写真を数多く使っていることに気づくはずです。
それはなぜかというと、第三者の変化を視覚的に見せることで信ぴょう性を高める目的と、あとはそれをみた人がライザップに入会した後の未来のイメージを強烈に伝えるためです。
それと同様に他のジャンルの集客ページでも、そのサービスを手にした未来をイメージさせやすくする効果がbefore afterのお客様の声にあります。
手書きで書いてもらう
お客様の声は極力、手書きで書いてもらうことがベストです。
なぜかというと、PCやスマホのテキストとはリアル感が圧倒的に違うからです。
極端な話をすると手書きではないお客様の声は同じ人がたくさん書いている可能性もあるわけです。
それに対して、手書きの場合は1人1人文字の癖なども異なり、他人同士で同じものは基本的にあり得ません。
少し手間がかかるかもしれませんが、この一手間で大きく反応が変わることもありますので可能な限り手書きで書いてもらうようにしてみてください。
私がやってしまったお客様の声集めの失敗談
私がビジネスを始めた当初は、お客様の声の集め方など分からずに色々と勿体無かった経験をしていました。
その中でも、あ~やってしまった。と今でも印象に残っているのが、まだ実績がないときにお客様の声を知り合い中心に集めたときです。
デモ講義という形で、実際に講義を受けてもらいそれに対する感想をもらったのですが、集めたいお客さんをきちんと定めずにとにかく色んな人に声をかけて書いてもらったので、集まった声がバラバラで使えるものがほとんどなかったということです。
要は、実績がない中でデモ講義などを知り合いにして、声を集める場合には想定しているターゲットのことも共有して、その人の視点で講義を受けるのと感想を書いて欲しいことを伝えるべきだったというわけです。
お客様の声を集めるオススメの方法5選
お客様の声を集める方法は大きく分けて5つあります。
・コンテンツ・サービス購入者に依頼する
・リスト集めをして依頼する
・交流会、勉強会を企画する
・知り合いに依頼する
・外注サイトで依頼をする
これらを1つずつ解説していきます。
コンテンツ・サービス購入者に依頼する(既存顧客への依頼)
一番信頼度の高いお客様の声を集められる方法になります。
すでにあなたのサービスを手にしているお客様なので、コミュニケーションも取りやすくどんな風にお客様の声を書いて欲しいかも伝えやすいはずです。
可能であれば、あなたと2ショットの写真などがあればそれも使わせてもらうとさらにいいでしょう。
リスト集めをして依頼する
見込み顧客となる人をweb広告やブログ・SNSなどから集客して、そこに対してお客様の声を依頼する形です。
この方法を実践する場合には、お試しとなるサービスを提供するのと、あとはお客様の声を書いてもらった際のお礼のプレゼントも用意しておきましょう。
既存のお客様と異なり、まだあなたとの関係性は希薄の可能性も高いため、メリットもしっかりと提示することがコツです。
交流会、勉強会を企画する
ネットで声を集めるのではなく、対面で集めてしまうのもオススメの方法です。
というのもネットと異なり対面でお互い顔を見てコミュニケーションを取れるため、信頼関係が築きやすいですし、対面でお願いをされたら相手も断りづらいからです。
そのために、交流会や勉強会を企画してあなたに興味を持ってくれる人を集めるといいでしょう。
また、こういった交流会や勉強会は知り合いにもリツイートやシェアしてもらうなど宣伝をしてもらい、集客につなげていくこともオススメです。
知り合いに依頼する
実績が0の場合は新規でお客様を集めることに苦戦することと思います。
そういった場合には知り合いに依頼をして、お客様としてデモでサービスを受けてもらい感想をもらう方法もオススメです。
ただ、私の失敗談でもお話ししたように、想定しているターゲット像を共有してそれに沿った形で書いてもらうことは忘れないようにしましょう。
外注サイトで依頼する
お金はかかりますが、確実に誰でも集めることができる方法となります。
ランサーズやクラウドワークスといったサイトで、ライターを募集して感想を書いて
もらうという形になります。
相手も仕事として取り組んでくれるので、いい文章を書いてくれると思いがちですが、ライターの質はピンキリなのでしっかりと内容をチェックしておくことが重要です。
もっとも大切なのは本音で書いてもらうこと
ここまでお伝えした内容を実践していただければ、集客に使えるお客様の声を集めることができるようになるはずです。
お客様の声を集める際には悪い意見もあれば併せて聞いておきましょう。
そういった意見があることで、あなたのサービス・コンテンツの質を上げるきっかけになるからです。
100%完璧なサービスをいきなり作り上げることは不可能です。
しかし、それに徐々に近づけていくことは可能です。
お客様の声を集客だけでなく、あなたのサービスのレベルを上げる1つの経験値としても活用していくことで、結果としてより大きな売り上げにつながるはずです。
ぜひ参考にしてみてください。